吸入麻酔薬は、大分安全に使われるようになったものの、特にお年寄りや、子どもにとっては、まだまだ影響が無視できるとは言えません。一方で、モルヒネなどの強力な鎮痛剤で痛みをとり、一時的に骨格筋を麻痺させる筋弛緩薬を用いると、鎮静薬が少なくて済むことが分かってきました。しかしそうなると、呼吸は止まり、血圧は低下します。そこで、人工呼吸器を用いて、昇圧剤を投与し、脳などの臓器に血液と酸素が行くようにしております。麻酔中の全身管理と呼ばれております。最近では80代、90代の患者も珍しくありません。より厳重に管理しないと、認知機能に問題を生じたり、心筋梗塞、腎機能低下など、様々な合併症を引き起こすことになります。
全身麻酔って、睡眠ではないんです。回復しうる「昏睡」なんです。そもそも、意識の正体がまだはっきりとしていません。とは言え、手術をしないわけにはいきません。そこで、麻酔の3要素①鎮痛②鎮静③無動という概念が提唱されました。①の鎮痛は分かりやすいかと思います。局所麻酔や、半身の麻酔で痛くなければ、手術を行うことはできます。問題は②の鎮静です。古くは、お酒でベロベロに酔っぱらった状態で歯を抜いたりしていました。エタノールからエーテルが発明されると、より速やかに昏睡状態に誘導できるようになりました。しかしここで問題が発生します。エーテル麻酔を深くしていくと、2度と目を覚まさなくなります。そこで、ハロゲン化エーテル、今日使われている吸入麻酔薬の登場です。大分安全に麻酔がかけられるようになりました。とはいえ、作用機序が科学的に解明されたのは、2020年のことでした。それまでは、作用機序がわからないまま使われ続けていたのです。
腰痛に関するコラムを書いていこうと思います。まず、腰痛って、症候群なんです。昔の人は、詳しく原因を知ることが出来なかった。そこで、似たような症状を呈する疾患を集めて、「~症候群」と呼びました。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、筋膜炎、椎間関節炎など、腰痛には、いろいろな原因が考えられるわけです。また、2つ以上の病気が重なっていることも珍しくありません。症状を詳しくみていくと、原因がある程度推定できます。痛みの部位、どういったときに起きるのか、しびれを伴うか、などです。次回からは代表的な疾患別に上げていこうと思います。
①電話で予約してください。(氏名、電話番号、年齢、主な症状)②当院に着きましたら、自動扉横のロッカーを開け、保険証を入れてください③車の中から再度お電話してください。
水曜と土曜日の昼のみの営業ですが、母がうどんを打っております。場所は、日光北街道(国道461)槐橋(さいかちばし)信号付近です。これで500円。いちおう天ぷらもありますが、天ぷら+うどんはカロリーが高いので、野菜多めで、写真のような定食となりました。従業員がお年寄りばかりです、笑。うどんは本当に美味しいです。出汁もちゃんと鰹節からとっております。
ペインクリニックで行われる硬膜外麻酔の詳細な説明です。
国道121号線(宮環)がテクノ通りまで延長されました。真岡方面へのアクセスがよくなりました。
ここ数年、みんなタバコを吸わなくなったと思いませんか?今までは「まあ、健康に気を付けてみても死ぬときは死ぬし、好きなように生きた方がいいや」という感覚だったと思いますが、最近は予防することで、結構長生きできるということが周知され、予防できることで死んだら損だと考えるようになったからではないでしょうか?
グラフを見ますと、ほとんどがメタボとがんに関することとなっております。メタボに関してはあとで個別に説明するとして、まずはがん対策として①胃カメラ②便潜血を奨めたいと思います。日本人の死因の3分の1はがんです。特に胃がん、大腸がんは死因の上位に位置します。また、比較的若くてもなってしまうがんであり、早期であれば対処ができます。
血糖値100とかって言いますけど、単位はmg/dlです。人一人の血液が4リットルだとすると、4グラムの糖が含まれております。で、50だと低血糖、200だと高血糖です。つまり、4リットル中2gだと低血糖で8gだと高血糖です。角砂糖1個が8gです。つまり、かなり狭い範囲にコントロールされているわけです。
生体にとって重要なのに、多すぎると害をなすために厳密にコントロールする必要があります。
LRTに関していろいろあるみたいですが、今となっては待ち遠しく思います。まだまだ先ですね。