左図説明:オレンジの線が針の経路。赤の直線が、皮膚からの深さ。赤の〇が椎孔。
効果と合併症
やんわりと痛みが取れれば一番いいわけですが、効果が十分でなかったり、効きすぎて足が痺れてしまったりすることがあります。局所麻酔薬の濃度で調整することになります。個人差もありますが、何回も穿刺していると、硬膜に傷が付き、麻酔が効きやすくなります。数時間程度で回復します。
神経損傷について
肘をぶつけたとき、電気が走るような刺激が起こることがあるかと思います。「電撃痛」と言い、神経を直接刺激した時の特徴です。そのような異常を感じたらおっしゃってください。通常、ほとんどありませんが、脊柱の変形が大きい、背骨が触れにくいなど、穿刺困難のときに起こることがあります。