薬物治療の3本柱
①カルシウム拮抗薬
当院ではニフェジピン、アムロジピンがあります。強力なので朝に出すことが多いです。
②βブロッカー(ビソプロロール)
脈が速い方に出します。
③ARB、ACE拮抗薬(オルメサルタン、エナラプリル)
腎臓の血圧を上げるホルモンに拮抗します。ゆっくり長く効くイメージ。腎保護作用もあります。エナラプリルの方が効果的ですが、空咳の副作用があります。
④その他
利尿剤。特に腎機能保護のためにフォシーガという薬がでました。
超過死亡という考え方。
日本の人口が1億2000万人だとすると、毎年の統計から本年の死亡者数が推定されます。年齢別の調整などもしているので、大体正確な数字です。10万人あたりの数字ですが、2020年はマイナス12.4人、21年は+12.6人、22年は+128.4人、23年は+215.8人となっております。1000人につき2人くらい死亡者数が多い・・・。考察として、20年はマスクとロックダウンのせいで逆にインフルエンザなどが減って、マイナス。22年はオミクロン株が流行って増加。23年はロックダウン解除。今年は5類感染症に移行しました。マスクも着けなくなりましたので、増加することが予想されます。ご高齢の方、リスクのある人はご注意を!
#新型コロナ#超過死亡
内服治療されている方:3~4か月に1回血液検査、尿検査。6か月に1回レントゲン。副作用の観点から、肝や腎にダメージがないか、間質性肺炎になっていないかみています。
糖尿病の方:HbA1c8以上の方は1か月に1回検査します。7以下を目指して積極的にお薬をだしていきます。高脂血症の方も、コントロールが難しい方は1か月に1回検査していきます。変形性関節症(膝、股関節)の方:75歳以上の方は半年に一回、それ以下の方は一年に一回レントゲンを撮影します。
腰痛の方:2回目以降1回はCTをとることをおすすめします。レントゲンでは判定が困難です。
神経ブロックの方:2回目以降、血液凝固、感染症について検査します。ただし基準を厳しくし過ぎて通院を断念してしまうと元も子もないので、強制はいたしません。そのときはおっしゃってください。
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駐車場のハナミズキが急に色づいてまいりました。季節の変わり目ですので、ご自愛ください。小さいのは月桂樹です。ご自由に摘んでいただいて大丈夫です。
インフルエンザワクチン予約制となりました。新型コロナワクチンと同時接種可能です。
「早めに受けたほうがいい3つの理由。」
①自粛生活でウイルスに接触する機会が減り、免疫力が落ちている。
②集団免疫も低下しており、流行しやすい。実際9月から流行している。一定の割合で脳炎が発症するので、総数を減らすことが肝要。
③しかも、インフルエンザウイルスは寒くて乾燥した気候が得意なのにです。
検診では、細胞を擦り取ってきます。異常が見つかると、今度は怪しい部分も含めて、円錐状に切除します。悪い部分を取り切れれば治癒となりますが、入院して、麻酔しての手術となります。予防するに越したことはありません。平成9年生まれまでの方のキャッチアップ接種が残り1年半となってしまいました。3回接種するのに最低半年かかるので、お急ぎください。自費で受けると高額となってしまいます。
血液の99%は毛細血管の中にあります。脱水になると、中心部の血液を確保するために、ノルアドレナリンという物質が出ます。すると、毛細血管が締まって、末梢の血液が動員されます。結果、血圧が上がりすぎることがあります。手足の末梢は冷たくなり、反対に中心部は熱を発散できないので、熱中症の原因にもなります。
鶏もも肉を水から弱火で茹でて、沸騰したら止めて15分。中心まで火が通るようにしましょう。食中毒の季節です。 カレーを温めなおすとき、沸騰したら火を止めていませんか?それだと、塊肉の内部は十分に加熱されていないことがあります。...
血圧治療の第一選択薬は腎保護作用もある、ARBとか、ACE阻害薬と言われる種類の薬なのですが、とにかくARB(当院ではオルメサルタン)ばかりが処方されております。ARBより、ACE阻害の方が効果は高いと言われているのですが、副作用が出やすいため、あまり処方されません。むくみ、空咳、のどの違和感が代表的な副作用です。